七穂ストーリー STORY

七穂をめぐる歴史と
人々のものがたり

NANAHO STORY 04

第4回 自分の仕事が形として残る「モノづくり」が好き (吉田(縫製担当)) 入社20年目

第4回目は、木村綿業の羽毛工場で縫製を担当している吉田さんのストーリーをご紹介。プライベートでも、小物やお菓子などモノづくりが趣味の吉田さん。ゲームや読書、音楽を聴くことも好きで、お休みの日には美術館にもよく行くそうです。

教わる立場から教える立場に

入社した頃は、経験や技術が足りず、一定の時間内に決められた枚数を縫い上げることが出来ずに、先輩方に助けて頂いていたのに、気付けば教える立場になっています。
新人の頃は、少しでも早く覚えて自分一人でできるように精一杯でしたが、自分がやってきたことを、いざ人に教える立場に立ったときに初めて「教えることの大変さ」「自分の意見や考えを人に理解してもらう大変さ」「自分がやってきたことを同じように覚えてもらう大変さ」を知ることになりました。なので、やっと育ってきた若い後輩が居なくなってしまう時はとても悲しくなります。

仕事も環境も好きだから長く続いている

かれこれもう20年!会社が私を認めてくれて、私も自分を活かせる仕事ができているということですかね?
何より好きなことを仕事として続けられていることが嬉しいです。
現場ではベテランの部類ですが、今でももっと極めたいと思っています。
人間関係含め、休みを取りやすいなどの職場環境の良さも、長く続けている理由です。

個人で淡々と作業を進める職場ですが、ちゃんとコミュニケーションは取れています。みんな「モノづくりが好き」という共通点があるからかもしれませんね。

使う方を思い浮かべて丁寧に

迅速かつ丁寧に商品を作ることをモットーとしています。
趣味のモノづくりはマイペースで良いのですが、仕事となると、当然のことながらスピードとクオリティの両方が求められます。
丁寧さを失わないように、いつも使う方を思い浮かべておつくりしています。
少しでも多くのお客様に手に取って頂き、ご満足いただけるような商品をこれからも作り続けていきたいです。
普段あまり直接にはお客様のご感想を頂戴することがないのですが、再びご注文をいただくと「気に入っていただけたのだ」と励みになります。

新商品の企画にも興味

今まではオーダーを受けた商品を作るだけでしたが、いつかは、新しい商品の企画から携わってみたいなと思っています。